仕事・金・家族 3
つまり、経済のトレンド、経済の大局をどう読むか、である。
この状況の判断で投資の時期、対象、方法は異なり、時に正反対にさえなる。
不透明な時代には神頼みがはやる。
そんな中で頭角を現したのが「円高の一ドル一五〇円」を予測した東海銀行の調査部で、水谷研治部長は一躍スターになった。
日本はどうすべきか、その処方箋を求める声に"快刀乱麻"に論陣を張ったのが大前研一氏であろう。
アメリカなら、"大統領になれた男"とまでゆくかどうかは別に"先入観や既得権益を離れて思考すればこうなる"と、一度白紙に戻って考える企業の経営診断の手法「ゼロベース思考」で日本の現状を鋭く分析して見せた。
だが溜飲は下がっても、問題は解決しない。
では、国や企業でなく個人は一体どうしたらよいのか、いわば個人の生き方の指南役になったのが「財テクの神様」郎永漢先生だったようだ。
税理士が邸さんの判断の考課をやっている。
「この一年余り、日本の経済の金の行き先を邸先生はちゃんと大筋で当てられた。
『一貫して、デフレは短期間だがインフレは長い。
貨幣経済で、富を新しく創造できる時代はインフレのほうが怖い。
庶民はインフレに備えよ』とおっしゃった。
今はデフレと言われていますが、本当に先が見えずらい世の中になったように思います。
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